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ハンドピッキングの準備(道具)
2010/9/16
ハンドピッキング用の道具といっても、ほんとは何でも良いのですが
マスターのお薦め品がありますので、参考にしてください。
家にあるお皿とかでも、もちろんOKですが、私の場合は
「100円ショップの銀トレー」
何より安いのが良いのですが、ずっと手を突っ込むところなので
トレイのサイズの高さが低いのが、とても助かります。
そして、何よりオススメなのがこの一工夫
「滑り止めシート」
このシートをカットしてトレイに敷けば、ハンドピッキングに最適な環境のできあがり
銀トレイなど、底面がツルツルしてますと、生豆がなかなかつかめませんし
ひっくり返すのもたいへんです。
すると、ついつい生豆の片面しかチェックしなくなるので、欠点豆が残ったり
2度、3度と、ハンドピックを繰り返すことになってしまいます。
滑り止めシートを敷いておくと、何より生豆がつかみやすい!
そして、生豆をコロコロと転がせて、生豆の裏側も確認できるようになるのです。
これのおかげで、一度きりのハンドピッキングで、きっちりと欠点豆をピックできますので
よかったら、皆さんも試してみてください。
すぐれもの蓋付き煎り網
2010/9/4
SA手煎り焙煎器(煎り網):丸型(BGV1601)
網部分直径:208mm 深さ:98mm 重さ:450g
市場価格:5,000円~8,000円程
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この煎り網は良いですよ!
ちょっと重いですが、それだけの価値はあります。
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少しばかり大柄です
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底の部分は網になっており
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なんと!蓋ができます。 しかもガラスで中が見えるので煎り具合が確認できます
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焙煎できる生豆の量は100g程が丁度良いのではないでしょうか。
(200gでも十分焙煎できますし、50gなら短時間で仕上がります)
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火を入れてすぐは蒸発する水分でガラスがくもりますが、すぐに消えてきます
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100gを焙煎するのに、6分半~7分程です。
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この煎り網焙煎器は、網鍋を円形に振って焙煎することができます。
網鍋の中3カ所の出っ張りが、うまいこと生豆をかくはんしてくれるので
横にシャカシャカふる網だけタイプより、随分と楽です。
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それでも他にご紹介しているものより断然網自体が重いので、5分も振っていると
腕がだるくなって、7分が限界でしょうか?(一般的男性の場合)
そういう意味もあり、100g焙煎が丁度良い感じです。
200gとか焙煎する場合は、
ぜひ、軍手を両手にはめて、左右かわるがわる持ち替えて煎ってください。
二の腕あたりの良いシェイプアップにもなるかもしれませんね!
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とにかく、この生豆焙煎器はオススメです。
煎り網だけのものに、アルミホイルで蓋をするより、更にもう一歩
すばらしい風味を出すことができます。
ちょっとお値段がしますが、何百万円もする業務用の焙煎器に負けない
ローストができます。
もちろん、生産量は違いますが、飲みたいだけ煎るなら断然コレです。
ちなみに蓋の取っ手は、ほとんど熱くならないので、素手での頻繁な蓋開け調整も大丈夫です。
初心者向きの煎り網選び
2010/9/1
コーヒー生豆を焙煎するのに必須なのが煎り網
写真左から、
①味道 丸形煎り網 直径223mm 高さ50mm 重さ339g
②100円ショップ販売品 直径 高さ 重さ
③TSステンレス煎り網 直径外13mm(底部約10) 高さ30mm 重さ
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結論から申し上げると、初心者の方には②の煎り網
コツが分かってきたら、③の煎り網がオススメです。
それぞれの特徴など②→③→①とご説明しましょう。
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②100円ショップのザル網 費用:105円
まずはコレから始めましょう!
選ぶポイントは網が小ぶりで、持ち手が長く、軽いこと
持ち手が無いやつはNGですよ。店主も試した事がありますが熱くて無理でした。
なぜ、この簡易なザル網がいいかというと、蓋が無いからなんです。
蓋が無いと、炎に炙られて変化していく生豆の様子が良く見えます。
ただ煎るときは、煎りむらが出ないように、網を振りますから生豆がこぼれたりもします。
でも、最初はよーく生豆が色づいて変化していく様子を観察して欲しいと思う。
何より、コーヒー色になっていく過程が楽しいのです。
煎れる生豆の量は、30g程まで
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③TSステンレス煎り網 費用:1,000円~1,500円程
焙煎の出来上がる時間とかが分かりだしてきたら、この蓋付き煎り網が使えます。
蓋をするので生豆をこぼさず、少し気楽に焙煎ができます。
生豆がこぼれる心配がないので、網も良く振ることができ、煎りムラも少なくできます。
しかも、網の底面に段々が施してあるので、生豆が良く回転してくれます。
ただ、最初は不安かもしれません。
蓋の部分も網ですが、生豆の色づき具合が分かりづらいのです。
でも、今度は音で焙煎具合を判断します。
そう!目で判断しなくても、生豆が出す音で煎り加減が分かるようになります。
そうすると、飲みたいコーヒーの分量だけ、飲む直前にササッと焙煎できます。
なんとも贅沢ですね!
煎れる生豆の量は、50g程まで
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①味道 丸形煎り網 費用:2,000円~4,000円程
一度にたくさんの生豆を焙煎したいとなると、この大型網になります。
ただ、家庭用コンロで煎るには少し難しいかもしれません。
というのも、網の大きさに比べて、コンロの炎が小さすぎでしょうか?
はい、少し小さいので、網の中の生豆が冷えてしまわないように
真剣に集中して網を振ってください。
コーヒー豆の焙煎は、焦がして色づければいいというわけではなくて
生豆の水分を完全に飛ばしてやるということも重要なのです。
この大きめな網で楽をしたい場合は、火の面積を大きくするという手があります。
よくお料理屋さんで目にしませんか?
そうです、これの導入も良い考えです。
鋳物コンロ 炎が2重、3重と大きな面積で立ち上るので、大きな網でも
楽して焙煎を仕上げることができます。
ここまでハマルと、なかなかカッコイイと思う店主でした。
煎れる生豆の量は、200g程がオススメです
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奥の手:
一通り、煎り編みのご説明をさせていただきましたが、
共通して奥の手があります。
それは、これらの焙煎網をすっぽり覆うようにしてアルミホイルをかぶせて
焙煎をしてみましょう!
今まで火力は網を通り越して全部抜けて、生豆は直火の力だけで煎られたわけですが
蓋を作ることで、火力の熱を有効に使うことができます。
仕上がりの風味も、驚くほど変わりますので、直火だけでの焙煎になれたら
ぜひ奥の手にも挑戦してみてください。