Archive for 2月, 2011

こちらもご無沙汰のキリマンジャロ110g

2011/2/28

良い生豆ですキリマンジャロ

上品なんですよね~

特に鼻に抜ける香りがよくて好きなんです。

で、ストックが少ないので大事にしすぎてご無沙汰してしまいました。

本日の焙煎で、きれいになくなったのでストック場へ補充にいかないとです。

ではキリマンジャロ残数110g

キリマンジャロ生豆

写真でわかるでしょうか?

緑色の濃いのと、緑色が薄いというか白っぽいのとありますね?

水分を多く含んでいる生豆と、水分量が少なめの生豆という具合に

含水率のバラツキがあるので、少しじっくり目に水分を飛ばして焙煎しましょう!

含水率にバラツキあり

●初期煎り

0分~2分半:火から6cm 普通より1cmだけ火から遠く、ゆっくり目で黄色付かせます

蓋なしです

薄皮の量は中程度

●本煎り

2分半~5分半:火から9cm こちらも普通より1cmほど火から遠目です

蓋あり(45秒ごとに蓋開けします)

5分半~6分半:1ハゼでバチバチいわせます

●仕上げ煎り

6分半~7分半:火から12cm 2ハゼが始まった頃に終了 最後のいい煙が立ちました

蓋なし

キリマンジャロ計量

キリマンジャロは、そんなに酸味も主張してこないので、浅めの焙煎がオススメです。

湯85度

お湯の温度は85度

焙煎の終了頃に沸騰するよう、ドリップ用のお湯を沸かします。

沸騰したてのお湯を、コーヒーサーバーに移して冷ます。

この間に、焙煎した珈琲豆を粉に挽きます。

粉に挽いている間に、コーヒーサーバからケトルへお湯を戻す。

そうすると、だいたいお湯の温度が85度

キリマンジャロを味わう

うーん、キリマンジャロ美味し!

酸味も苦味もコクも主張しすぎず、控えめにバランスとってきます。

後味はスッキリしつつ、ほんのり甘みがする。

そして、上品な香りが鼻を抜けていきます。

いや~キリマンジャロって、美しい美味しさです☆

久しぶりのブラジル100g

2011/2/27

一時期のスランプ期からずーっと、含水率多めの生豆を焙煎していたので

ひさびさ、このカラッとしたブラジル生豆を焙煎するのは、とっても新鮮。

久々のブラジル生豆

本日ブラジル生豆100g

含水率が少なく、煎りで水分を飛ばす量が少ないですし

形や大きさもある程度均一なため、入門向き、初心者向きと位置づけています。

でも、久しぶりにこのブラジルを煎るとなると、ちょっと緊張・不安。

ほんと初心に帰ることができます。

今一度、高くなった天狗の鼻もリセットしましょう!

ブラジル生豆100gは多く見える

いつもの愛用「蓋付き焙煎手網」にブラジル生豆100gを入れてみると。

マンデリン生豆などと比べて、多く入っているように見えますよね?

その通りです。

重い水分の量が少ないブラジル豆は、軽いのです。

だから、100gを計量すると、量というか容積はとっても大きくなります。

.

「おーこれはいつもより一生懸命に網をふらねば!」

でも、そーですよね、初期煎りでわんさか出てきました。

ブラジル生豆の薄皮!

一生懸命、焙煎網を振るものだから、薄皮の舞もすさまじいw

これは久々にコンロ周りが賑やかに散らかりました。

ちょっとたまらず、火からはずして、フーっと薄皮を飛ばす。

(温度下がるのであまりしない方がいいです(^^;)

.

●初期煎り

0分~2分半 :火から6cm 水分少ないので焦げないよう、いつもより少し離しましょう

蓋は無しです

盛大な薄皮が出ますので覚悟してください

薄皮を出さないですむ、生豆の洗いもあるので参考にしてください

(自分は洗わない派です)

●中煎り(本煎り)

2分半~5分半:火から8cm 蓋あり 焙煎時間は短めです

4分半~5分で1ハゼ

蓋は45秒に1回はあけて熱を逃がします

●仕上げ煎り

5分半~6分半:火から12cm 蓋ははずします

5分半あたりから2ハゼ

6分半でモワっと煙です

火から外します

.

火からはずしても、残り熱で焙煎は進みますので、急ぎ目で冷却します。

焙煎豆の冷却

ザル網二つを使って、交互にザラザラザラ~

冷却を兼ねながら、薄皮を取りつつ、煎りの良くない豆や、ピッキング漏れした

欠点豆を除去しましょう。

ブラジル焙煎コーヒー

ドリップする分を、しっかり計っていただきましょう!

お味は、おっ!限りなくクセのないブラジル豆の味。

今回はちょっと雑味残っちゃったかな??

でも、さっぱりと、とっても飲みやすいブラジルコーヒーに仕上がりました。

幸せいっぱいなお家焙煎にきょうも感謝です☆

入門手網セット①焙煎マニュアル


お送りしたモノ:蓋付き手網焙煎器×1コ ブラジル生豆×500g マンデリン生豆×500g

焙煎時点で別途ご用意いただきたいモノ:量り、ストップウォッチ(時計)、ザル網×2コ、軍手

はじめて手網焙煎をされる場合は、ブラジル生豆×50gから煎ってみてください。生豆に含まれる水分量が少なく、各生豆の含水量と大きさのバラツキも揃っていますので、焙煎がうまく仕上がりやすい品種です。

それでは自家焙煎デビューをしてみましょう!

(記載している時間や火との距離の数値は、皆さんの環境やお好みで調整する必要があります)


参 考 写 真 手  順
生豆のハンドピッキング 生豆のハンドピッキングをします
欠点豆のハンドピキングマニュアルを参考に、お好みでクオリティ調整をします。


生豆の計量 焙煎する生豆の量を計量します

最初は50gから始めてみてください

(約4~5人分です)

生豆は焙煎すると、水分が飛び10%前後重量が減ります。

この減少分を見越して、焙煎する生豆の量を決めてください。


焙煎の事前準備 煎る準備

・手袋をします

・コンロの炎を最大にします

(一般的な家庭コンロの場合)

・ストップウォッチなど、

時間計測を開始します。


初期煎り 初期煎り開始

網の高さ:炎の先から5cm

時間:0分~1分半(50gの場合)

(100gは2分半)

蓋:なし

→薄く黄色づくまで

火に近い強めの炙りをします。

一部が焦げたり、煎りムラがでないよう一生懸命に網をふってください。

ブラジル生豆は、とてもたくさんの薄皮がむけて驚くと思います。

(マンデリンなどあまり皮のでない生豆もあります)


中煎り 中煎り

網の高さ:炎の先から8cm

時間:1分30~4分半(50gの場合)

蓋:あり(45秒ごとにあける)

→1ハゼ後シワ伸び始めまで

じっくり焦らず焙煎を進めます。

1ハゼ(バチバチという音)が鳴りだしたら仕上げの準備です。

カラメルの甘い香りが楽しめる焙煎人の特権です。

炎から遠すぎても近すぎても失敗する難しい部分でもあります。


仕上げ煎り 仕上げ煎り

網の高さ:炎の先から10cm

時間:4分30~5分半(50gの場合)

蓋:なし

→2ハゼ開始まで

1ハゼが終わり、生豆のシワが伸び始めたら、蓋をとり、火から少しはなして、ゆっくりと生豆をふくらませてあげてください。

2ハゼ(ピキピキという音)が鳴りだし、一気に煙りが出たら、火から下ろします。


焙煎冷却 冷まし

ザル網に豆を移し、更にもう一つのザル網と交互に移し替えながら熱を取ります。

同時に薄皮や、色づいていない豆と焦げてしまった豆などを取り除きます。

冷まし

ザル網に豆を移し、更にもう一つのザル網と交互に移し替えながら熱を取ります。

同時に薄皮や、色づいていない豆と焦げてしまった豆などを取り除きます。


ドリップ 出来上がりです

特に手網焙煎は、煎りたてがこの上なく美味しいので、完全に冷めないうちのドリップがオススメです。

焙煎になれるまでは、ドリップのお湯の温度を85度で、統一すると味の判断がし易いです。

(お湯の温度でも酸味コク苦みがかわってきます)


炎からの距離が1cm違っても、煎り時間が30秒違っても、仕上がる味が大きく違ってきます。

表の数値はあくまで標準的だとうと思われる目安で、皆さんの環境ごとに調整が必要です。

味わいを調整したい場合は、炎からの距離1cm単位、時間は30秒単位という、若干の違いで仕上がり具合を調整することができます。

手網焙煎の場合、オススメのロースト具合はミディアムロースト~ハイローストです。

濃いブラウンぐらいを目指してください。煎りたてが味わえる手網焙煎は、驚くほど生豆の持っている風味を味わうことができますので、酸味コク苦み甘みのバランスをとって、とてつもなく力強い味わいを出せればもう病みつきです。さらにフルーティーだったりハーブのような鼻から抜ける香りまで出てくると、もう奇跡の味わいとしか言えません。

手網焙煎は、大量に生産して経過時間も考慮する釜焙煎と違い、毎回同じ味には仕上がりませんが、その分いままで味わったことが無い、本当に力強い味と、驚くような風味に出会えます。

まさに生命の味をお楽しみください。


補足:

マンデリン生豆は含水率が高いので、ブラジル生豆より少しじっくり目に焙煎してください。

マンデリンの焙煎で、分厚い味と、すっきりしつつも甘みのある後味、鼻に抜けるハーブのような香りまで出せれば手網焙煎の腕は、最上級レベルです。

まずは、分厚い味と甘みを目指してください。

もし、味がない!といった薄っぺらな風味に仕上がってしまった場合

これは、焙煎時間が長すぎます。

1cm単位で、火との距離を調整して焙煎時間を早めてください。

もし、シブイ!といった味になった場合

これは、火が近すぎ焦げてしまっています。

しっかりと手網をふりつつ、焦げない距離を心がけてください。

もし、なんだか雑味が多いな!という後味になった場合

これは、最後の仕上げ煎りの部分が失敗しています。

最後の火との距離が離れすぎていて、雑味を飛ばしきれていません。

仕上げにシュワッと煙り立つくらいを目指してみてください。


モカマタリ100g

2011/2/26

はい!100g

モカマタリ焙煎

きょうはモカマタリを焙煎しましょう!

と、焙煎前にいつもの儀式

美味しいコーヒーを入れるのに、必要なものは最初に準備しておきましょう。

美味しいコーヒーの準備

あと、データ取りたい人はストップウォッチ必須です。

焙煎にストップウォッチ

とっても重宝している蓋付きの焙煎網ですが

100gを焙煎するのが、一番丁度いいのかな?

と最近思っております。

モカマタリ100gと焙煎網

本日のモカマタリ、焙煎の仕上がり具合は★4つ!

0分~2分半:火から5cm 初期炙り

(100gだと、50gの時より1分程長くなります)

2分半~5分半:火から8cm 本煎り

(45秒ごとに蓋あけします)

(4分半程から、ぼちぼち煙たってきました

しっかり蓋あけして、逃がしましょう)

5分半~6分半:火から10cm じっくり仕上げ煎り

6分半で、煙もくもく、ちょっと粘りすぎたかな?

モカマタリ焙煎済み

きょうは40gをいただきます!

モカマタリふっくら

お味は、今回も雑味なし!

とっても美味しい珈琲に仕上がりました。

昨日のモカシダモには及ばなかったけど、酸味もコクも力強い

分厚い味わいになってます。

今回は、ちょっぴり酸味が勝っていて、後味の香りがよりフルーティー。

思わずうっとりしてしまうフレーバーです。

一気にいただいてしまいました。

ご馳走様。

モカシダモ100g

2011/2/25

本日はモカシダモを100g焙煎しまーす

モカシダモ

~2分半:火に近め5cm 黄色づくまで初期焙煎

2分半:火から8cm 標準位置で、蓋をして焙煎

もちろん45秒ごとに蓋をとって熱を逃がしましょう

4分半~:かなり盛大に1ハゼ ♪バチバチバチ♪

5分半~:仕上げ炙り いつもより炎近め10cm

6分半~:ぼわーっと盛大に大煙が出て終了

急いで冷却

モカシダモ

最後の仕上げ焙煎が、大成功だったようです。

全く雑味の無いキラキラクリスタルのような美味しいコーヒーに焙煎できました!

奇跡の焙煎に近い仕上がりです。

どっしりした酸味と力強いコク

後味はほどほどにまったり残り、いつまでも味わっていたい名残り感

めっちゃ旨い!

冷めると、少し酸味の方が勝ってきました。

モカシダモの焙煎

今日もコーヒー焙煎の香りにつつまれて幸せ☆

特別今日のモカシダモは美味しくて、くびくび飲んでしまいました。

この焙煎豆50g残っておりますので、お近くで味わいたい方

よかったらおっそ分けいたします。

マンデリン50g

2011/2/24

私の焙煎基準にしているマンデリン。

なぜ基準にしているかというと、一度だけ奇跡の焙煎コーヒーに仕上がった事があるのです。

この味わいが忘れられない。

自分で言ってりゃ世話ないですが、ほんとに濃厚で完璧な味と香り。

こんな美味しいコーヒーは飲んだことがありません。

.

香りは芳醇で、苦みも酸味も濃厚でバランスも完璧。

ものすごく分厚い、とにかく分厚い味で、しかも後味があり得ないくらいスッキリ。

.

ほんとに神がかりのような美味しいコーヒーの味は、絶対に忘れない。

私のベンチマークとなっているのです。

.

ただマンデリンは焙煎が難しい分類です。

そして、奇跡の焙煎以後、全く同じ味が再現できません。

それどころか、どんどん不味くなってきてしまいました。

実はずーっと、2ヶ月ほどの焙煎スランプに陥っていたのです。

その間、このマンデリンばかり手網焙煎してたのだけど

まったく美味しく仕上がらない!

味に雑味が入りまくったり、まったく薄っぺらな味になってしまったり・・・

苦しい。

いったいどうしちゃったんだ!

.

きっと天狗になってしまったバチだ。

.

でもこれを機会に、徹底的に色々な焙煎パターンを試していったのです。

そして、一月程前にようやくスランプから脱出しました。

苦しんだ分、今は毎日の焙煎が幸せでいっぱい。

最近は、モカばかり手網焙煎してたのですが、ほんとに久々

本日は、マンダリン焙煎しましたよ!

マンデリン

やはり私にとっては特別な豆なので、ちょっと神妙になります。

そんな時に限って?

あらら、電話が入ってしまいました。

最後の仕上げ前1分程。

電話片手に網をふってはいかんですね。

蓋をしたまま、熱がこもったまま、長めの仕上げとなってしまいました。

マンデリン

今回の味は、うん!なかなか分厚くて濃厚で美味しい。

マンデリン焙煎

でも、やっぱり最後の仕上げがダメだった。

後味にちょっぴり雑味があるかな・・・

マンデリン手網焙煎

手網焙煎は、最後に雑味を抜いてやるのが大切です。

十分美味しいんですよ!

でも、やっぱり奇跡の味を知ってしまうと残念なのです。

マンデリンドリップ

本日は、マンデリン50g

~1分半:火から5cmで初期焙煎

1分半~5分半:火から9cm 45病ごとに蓋を外して、熱抜き

二ハゼ

5分半~6分:火から13cm

6分~6分半:火から13cm 蓋はずし(仕上げ)

ホンジュラス100g

2011/2/23

本日はホンジュラスを100g手網焙煎

歯医者さんから帰ってすぐ、まだ麻酔が効いたまま、唇がどうなっているんだか?

半分口を開けたまま、網をふっていたかもしれない・・・

ホンジュラス手網焙煎

0分~2分火から5cm:最初の炙りで黄色付くまで2分

2分~:火から8cm:蓋をして炙り 約45秒ごとに蓋を開けて熱抜き

5分~6分:控えめな1ハゼ 火から10cmへ

6分~7分半:火から12cm 蓋外し 控えめな2ハゼ

2ハゼほどほどで、終了

ホンジュラス計量

本日は40gだけいただきました。

酸味と苦味がそれぞれしっかりしつつ、バランスの取れた焙煎となりました。

少し甘みのある酸味。

後味はほどほどの中程度の切れ

大事に小タッパへ

残りは大事に小タッパに入れて、あしたいただきます☆

ホンジュラスは、焙煎中の焼けたキャラメルの香りが、ほんとに甘ーーくて

たまらなく良い香り。

一日中この香りに囲まれて、本日も幸せでした!

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