私の焙煎基準にしているマンデリン。
なぜ基準にしているかというと、一度だけ奇跡の焙煎コーヒーに仕上がった事があるのです。
この味わいが忘れられない。
自分で言ってりゃ世話ないですが、ほんとに濃厚で完璧な味と香り。
こんな美味しいコーヒーは飲んだことがありません。
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香りは芳醇で、苦みも酸味も濃厚でバランスも完璧。
ものすごく分厚い、とにかく分厚い味で、しかも後味があり得ないくらいスッキリ。
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ほんとに神がかりのような美味しいコーヒーの味は、絶対に忘れない。
私のベンチマークとなっているのです。
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ただマンデリンは焙煎が難しい分類です。
そして、奇跡の焙煎以後、全く同じ味が再現できません。
それどころか、どんどん不味くなってきてしまいました。
実はずーっと、2ヶ月ほどの焙煎スランプに陥っていたのです。
その間、このマンデリンばかり手網焙煎してたのだけど
まったく美味しく仕上がらない!
味に雑味が入りまくったり、まったく薄っぺらな味になってしまったり・・・
苦しい。
いったいどうしちゃったんだ!
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きっと天狗になってしまったバチだ。
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でもこれを機会に、徹底的に色々な焙煎パターンを試していったのです。
そして、一月程前にようやくスランプから脱出しました。
苦しんだ分、今は毎日の焙煎が幸せでいっぱい。
最近は、モカばかり手網焙煎してたのですが、ほんとに久々
本日は、マンダリン焙煎しましたよ!
やはり私にとっては特別な豆なので、ちょっと神妙になります。
そんな時に限って?
あらら、電話が入ってしまいました。
最後の仕上げ前1分程。
電話片手に網をふってはいかんですね。
蓋をしたまま、熱がこもったまま、長めの仕上げとなってしまいました。
今回の味は、うん!なかなか分厚くて濃厚で美味しい。
でも、やっぱり最後の仕上げがダメだった。
後味にちょっぴり雑味があるかな・・・
手網焙煎は、最後に雑味を抜いてやるのが大切です。
十分美味しいんですよ!
でも、やっぱり奇跡の味を知ってしまうと残念なのです。
本日は、マンデリン50g
~1分半:火から5cmで初期焙煎
1分半~5分半:火から9cm 45病ごとに蓋を外して、熱抜き
二ハゼ
5分半~6分:火から13cm
6分~6分半:火から13cm 蓋はずし(仕上げ)